【米国株】スクリーニングで成長銘柄を見つける方法!CANSLIMで成長株を発掘しよう!

成長銘柄を見つけたい米国株投資家「株価が大きく上昇する成長株・グロース株をスクリーニングして、見つけたいなぁ。おすすめのスクリーニングツールと、スクリーニング条件を教えて。」
このような悩みに答えます。
この記事を読んでわかること
- 米国株のスクリーニングサイト『FINVIZ』の使い方
- 株価急騰の成長株を見つけるスクリーニング条件【CANSLIM】
米国株のスクリーニングにベストなツールは、『FINVIZ』です。
この記事では、この『FINVIZ』を利用して、米国株のスクリーニングを行い、成長銘柄・グロース銘柄を探し出す方法を伝えていきます。
「どの銘柄に投資しようかな~」「良い銘柄ないかなぁ」と迷ったときは、ぜひご活用ください。
この記事の内容
米国株のスクリーニングツール『FINVIZ』の使い方

米国株のスクリーニングに最適なのは、『FINVIZ』です。
「FINVIZ」は、29個の財務指標を条件として、スクリーニングをかけることができます。
»米国株のスクリーニングツール「FINVIZ」はこちらから
こんなツールが無料で使えるなんて、いい時代だと思いますね。笑
それでは「FINVIZ」の使い方を確認していきましょう。
スクリーニングツール『FINVIZ』の使い方
まずCountryを「USA」にします。ここで米国企業に絞ることができます。

つぎにFundamentalタブで条件を変更して行けば、スクリーニングをかけることができます。

「Under X (X以下)」、「Over Y (Y以上)」と条件を絞って、スクリーニングをかけることができます。

29個のスクリーニング条件
スクリーニングツール『FINVIZ』では、以下の29条件があります。
項目 | 意味 |
P/E | 実績PER |
Forward P/E | 予想PER |
PEG | PEGレシオ |
P/S | PSR |
P/B | PBR |
Price/Cash | 株価/キャッシュ比率 |
Price/Free Cash Flow | 株価/フリーキャッシュフロー比率 |
EPS growththis year | EPS成長率(今年) |
EPS growthnext year | EPS成長率(来年、予想) |
EPS growthpast 5 years | EPS成長率(過去5年間) |
EPS growthnext 5 years | EPS成長率(今後5年間、予想) |
Sales growthpast 5 years | 売上成長率(過去5年間) |
EPS growthqtr over qtr | 前年同期比のEPS成長率 |
Sales growthqtr over qtr | 前年同期比の売上成長率 |
Return on Assets | ROA |
Return on Equity | ROE |
Return on Investment | ROI |
Current Ratio | 流動比率 |
Quick Ratio | 当座比率 |
LT Debt/Equity | 長期負債比率 |
Debt/Equity | 負債比率 |
Gross Margin | 売上総利益率 |
Operating Margin | 営業利益率 |
Net Profit Margin | 純利益率 |
Payout Ratio | 配当性向 |
InsiderOwnership | 内部所有率 |
InsiderTransactions | 内部取引率 |
InstitutionalOwnership | 機関所有率 |
InstitutionalTransactions | 機関取引率 |
【CANSLIM】株価急騰の成長株・グロース株を見つけるスクリーニング条件

銘柄のスクリーニングのやり方がわかったところで、次はいよいよFINVIZを使い、実際に成長株を発掘していきましょう。
今回は成長株投資の名著「オニールの成長株発掘法」にある「CAN-SLIM」を参考にして、成長株を見つけ出していきます!
»名著「オニールの成長株発掘法」を“無料”で聞きたい人はこちらからどうぞ。
ちなみにオニールの「CAN-SLIM(キャンスリム)」とは何?
CANSLIM投資とは、オニールの提唱する成長株投資の7原則に従い、成長株投資を実践することです。
要は、株価が上がる銘柄の特徴をまとめているわけです。
「CAN SLIM」とは (出典:MarketHack)
- C = Current earnings(当期利益が良いか?)
- A = Annual earnings(通年の利益が良いか?)
- N = New product or service(新製品・新サービスを出しているか?)
- S = Supply and demand(その銘柄の需給関係が良いか?)
- L = Leader or laggard?(その銘柄が相場の先導役か?それとも出遅れか?)
- I = Institutional sponsorship(機関投資家に好まれているか?)
- M = Market(一歩さがって相場全体の地合いは良いか?)
『C』『A』EPS成長に着目し、成長銘柄・グロース銘柄を発掘して行こう!

「CANSLIM」すべての要素が成長株の発掘には、必要ですが、なかでもオニールは要素「C」「A」のEPSの成長を重要視しています。
つまり、前年同期比でEPSが大きく成長している(最低+20%以上)銘柄、3年以上連続でEPSが成長し続けている銘柄を探す必要がある、ということです。
補足:ちなみにEPSとは一株あたりの利益のこと
この記事では、EPS成長に着目し、以下の条件で実際に銘柄を“ふるい”に掛けていきましょう。

さきほど使い方を解説した『FINVIZ』を使い、スクリーニングをしていくよ。
EPS成長に着目したスクリーニング条件
- EPSが前年同期比で+20%以上成長
- 年間EPSが過去5年にわたって+20%以上成長
- ROEが20%以上
実際に上記の条件でスクリーニングをかけていきましょう。
まずFINVIZに飛び、「USA」を選択します。

そのあとで、Fundamentalタブに移動し、以下のように条件を設定し、スクリーニングをかけていきます。
- EPS growth qtr over qtr:Over 20%
- EPS growth next 5 years:Over 20%
- Return on Equity:Over 20%

ついでに、もし大企業に絞りたいとおもったら、以下の「Index」のところで「S&P500」を選べばオッケーです。(S&P500には米国の大企業500社のこと
)

スクリーニングして見つけた成長株・グロース株に投資する際の注意点
「よっしゃ!スクリーニングで株価急騰の銘柄を見つけたぜ!!」と考え、すぐに投資するのは、おすすめできません。スクリーニングでは見えないこともあるからです。
投資する前には、少なくとも、以下3つを確認しときましょう。
- ビジネスモデル、商品にファンがいるか
- 株価チャートのトレンド
- 良い決算を連発しているか
ビジネスモデル、商品にファンがいるか
投資しようとする会社のビジネスモデルや、どんな商品を売っているのかを理解することは、投資する上では基本的なポイントです。
特にその会社が売ってる商品にファンがいるか、などを確認しましょう。
伝説の投資家であるウォーレン・バフェットも『理解できない会社には投資すべきでない』と述べているように、投資を行う上で、ビジネスモデルを理解することは非常に重要です。
ちなみに、僕が実際にビジネスモデルを調査したうえで、これからテンバガーになりそうな銘柄を以下の記事「米国株のテンバガー候補銘柄5選!資産を増やす銘柄の2つの鉄則」でまとめています。気になる方はどうぞ。
米国株のテンバガー候補銘柄5選!資産を増やす銘柄の2つの鉄則
この記事は、米国株のテンバガー候補を知りたい投資家向け。テンバガー銘柄に投資して、資産を10倍にしたいですか?これは100人中100人が「YES!」という質問です。『100万円→1000万円』にできるテンバガー候補への投資はある種『夢』みたいなもの。この記事では、テンバガーの条件、テンバガー候補をご紹介します。
株価チャートのトレンド
株価のトレンドはチャートを見れば、すぐにわかります。それを見て、下がっている銘柄でなく、横ばいか上がり始めている銘柄を買う方がいいでしょう。
特に下降傾向にある銘柄の場合、自分の知らない下落要因が必ずあります。
下がっている銘柄の場合は、「なんで下がっているのか」を確認することを心掛けましょう。
とはいっても、チャートの世界は奥が深いです。

まだまだ知らないことがたくさんなので、一緒に学んでいきましょう。
成長株の買いのチャートパターンを知りたい人は、名著「オニールの成長株発掘法」で学んでいきましょう。正直一生使える買い物です。
良い決算を連発しているか
過去の決算結果を見ることで、その企業が市場予想(コンセンサス)の期待に応えられているかを見ることができます。
じっちゃま(広瀬隆雄さん)も毎回「これでもか、これでもか」と良い決算を出す成長株への投資が報われると強く述べています。
投資する際には、「良い決算を連発しているか」を確認して、優秀な企業なのかをしっかり確かめてから投資するようにしましょう。
関連記事気になる米国株の過去の決算結果の調べ方【Investing.com】
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まとめ
今回の記事では、今回は米国株のスクリーニングツール「FINVIZ」について、使い方を解説しました。
株価急騰の成長株を見つけるスクリーニング条件【CANSLIM】で、ぜひ成長株を発掘してみて下さい。
本記事の要点を以下にまとめます。
- スクリーニングは無料ツール「FINVIZ」がおすすめ
- CANSLIM投資とは、オニールの提唱する成長株投資の7原則のこと
なお米国株の成長株の情報収集には「無料メルマガ」がおすすめ
こちらの記事「無料のみ:株式投資でおすすめのメルマガ5選【有料は不要です】」で成長株・グロース株の情報集めに使える有益な「無料メルマガ」をお伝えしてます。ご一緒にどうぞ。m(_ _)m
無料のみ:株式投資でおすすめのメルマガ5選【有料は不要です】
この記事は、株式投資の情報収集に有益な無料メルマガを探している投資家向け。ぼくが実際に使ってうえで、株式投資でおすすめできる無料メルマガ5選をご紹介しますよ。また、メルマガを使い情報収集をするメリット、そしてメルマガの注意点についてもお伝えします。学びつつ資産を増やしていきましょう。
今回の記事が成長銘柄を見つけ出したいあなたの参考になれば嬉しいです。
それではまた。