イーサリアムとポリゴンの違い【Openseaではどっちで出品すべきか】
知りたいひと「イーサリアムとポリゴンの違いが知りたいな。OpenSeaでNFTを出品したいけど、どちらで出したらいいんだろう。」
このようなあなたの悩みに答えます。
この記事でわかること
- イーサリアムとポリゴンの違い
- Openseaではどっちで出品すべきか
個人投資家27歳男。
ブロガー兼メディアライター
複数のNFTを保有するコレクター
この記事では「イーサリアムとポリゴンの違い」をお伝えします。
というのもOpenseaでNFT販売を始めたいひとからすると「どっちを選べば良いの?」が最初に当たる悩みだからです。(あなたもそうですよね😊)
そこで今回の記事では「コレクター目線」であなたがどちらに出品すれば「稼ぎやすいのか」このあたりを中心に解説します。
この記事を読むと、どちらを使ってOpenSeaで出品すべきか、その理由もわかるかと。
ぜひ最後までよろしくお願いします!
記事の内容
ポリゴン(Polygon)とは【ザックリ】
まずポリゴンについてザックリ説明します。ここでポリゴンについてイメージできるはず✨
ポリゴン(Polygon)とは
イーサリアムにおけるセカンドレイヤーのブロックチェーン
「おいおい、、、イメージできないよ、、、」と言われるはず(笑)なので、もっと平たく説明します。
ポリゴン=イーサリアムの改良版
上記のイメージです。
というのも、イーサリアムはユーザーが増えるに伴い、問題点が指摘されてました。
イーサリアムの問題点
- 手数料(ガス代)が高い
- 処理速度が遅い
上記を解決するプロジェクトとして「ポリゴン」が誕生した経緯があります。
ポリゴンになると以下のように改善。
ポリゴンになると
- 手数料(ガス代)が高い
※無料になります。
- 処理速度が遅い
※高速になります。
上記から「ポリゴン=イーサリアムの改良版」と言ったのがわかるかと。
イーサリアムとポリゴンの違い
ポリゴンに対してイメージが湧いたところで、イーサリアムとポリゴンの違いを次に詳しく確認していきましょう。
下記表で比較します。
イーサリアムとポリゴンの違い
イーサリアム | ポリゴン | |
①:ユーザー数 | 多い | 少ない |
②:ユーザー層 | お金持ち多い | お金持ち少ない |
③:取引量 | 多い | 少ない |
④:手数料 | 高い | 無料 |
⑤:コレクション数 | 多い | 少ない |
⑥:円への両替 | 可能 | 不可 |
⑦:処理速度 | 遅い | 早い |
上記がおおまかな違い。
「都会」と「田舎」の違いに近い
都会はひとも多く、お金持ちも沢山いて、お金も沢山動きますよね。
だけど、その分東京でお買い物するためにお金が多めに必要。そんなイメージです。
ではNFTを触れる上で最重要の項目(上表の①②③⑤⑥
)をピックアップして説明します。
①:ユーザー数
イーサリアムの方がユーザー数は多いです。実際にデータを確認すれば一目瞭然です。
直近のデータは次のとおり。
ユーザー数(2022年7月)
- イーサリアム:
416,092人
- ポリゴン:
52,560人
このようにイーサリアムの方が圧倒的にユーザー数が多い。
②:ユーザー層
さらにユーザー層もかなり違います。
具体的には次のとおり。
- イーサリアム:お金持ちが多い。
- ポリゴン:お金持ちが少ない。
以下は取引ごとの金額とその数を示したものですが、ポリゴンでは100ドル以下の取引が大多数を占めてることがわかります。
つまり、高額なNFTは売れてないことから「ポリゴンにはお金持ちが少ない」と言えるわけです。
③:取引量
ここまででだいたい分かったかもですが、取引量も全然違います。
2022年7月の実績としては次のとおり。
取引量の違い(2022年7月、単位/ドル)
- イーサリアム:5.3億ドル
- ポリゴン:640万ドル
振れ幅は月によってある程度ありますが、100倍程度取引量が異なるときも珍しくありません。
④:手数料(ガス代)
一方手数料(いわゆるガス代)は圧倒的にポリゴンが安い。そもそもこれがポリゴンのポロジェクトの存在意義そのものに近い。
- イーサリアム:高い
- ポリゴン:無料
⑤:日本円への両替
また日本円への両替の可否も実は違います。具体的には次のとおり。
- イーサリアム:可能
- ポリゴン:不可
イーサリアムは国内の取引所に送って日本円に換金できる一方で、ポリゴンは日本円にはダイレクトに換金不可です。
一度イーサリアムに両替したのちに日本円にしないといけません。
図で表すと下のイメージ。
ちなみにポリゴンを国内取引所に送るとGOX、いわゆる仮想通貨が消えます。絶対にポリゴンは直接国内の取引所に送らないようにしましょう。
イーサリアムとポリゴンのどちらで出品すれば良いのか
ここまででイーサリアムとポリゴンの違いをお伝えしましたが「どちらで出品すれば良いのか」に答えていきます。
本気でNFT売買を頑張りたい!!
イーサリアム一択ですね。
イーサリアムはユーザー数も多いですし、多くのお金が動くのでポリゴンよりも売れやすいからです。
コレクター目線でも、二次流通で売りやすいNFTの方が買いやすいので、イーサリアムの方を積極的に購入してます。
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試しにNFTを出品してみたい!
ポリゴンでOKです。
無料なので傷を負わないからですね。
プレゼント・ギブアウェイ用のNFTを出したい
ポリゴンがベストです。
イーサリアムだと、ギブアウェイするだけでも手数料がかかるからです。
ひとつのコレクションのなかで、イーサリアムとポリゴンを選べるようになったので、プレゼント用はポリゴンにするのがいいかと。
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ポリゴンを使う上での注意点
最後にポリゴンを使う上での注意点も整理しときましょう。※ほかにもあれば随時追加します。
①:ポリゴンETHは直で取引所に送らないこと。
繰り返しですが、ポリゴンを絶対に国内取引所に直接送らないようにしましょう。
送ると宛先のない住所に送るイメージで、どこにも届きません。GOXします。
NFTが売れてポリゴンイーサが手に入ったら、一度イーサリアムに両替したのちに、国内取引所に送って日本円にするように。
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まとめ
今回の記事ではイーサリアムとポリゴンの違いについてまとめました。
イーサリアムとポリゴンの違い
イーサリアム | ポリゴン | |
①:ユーザー数 | 多い | 少ない |
②:ユーザー層 | お金持ち多い | お金持ち少ない |
③:取引量 | 多い | 少ない |
④:手数料 | 高い | 無料 |
⑤:コレクション数 | 多い | 少ない |
⑥:円への両替 | 可能 | 不可 |
⑦:処理速度 | 遅い | 早い |
ケースによってどちらのブロックチェーンを選ぶべきなのかも異なります。以下参考。
- ①:本気でNFT売買を頑張りたい
→イーサリアム
- ②:試しにNFTを出品してみたい
→ポリゴン
- ③:プレゼント・ギブアウェイ用のNFTを出したい
→ポリゴン
NFTを楽しんでいきましょう。
ということで今回の記事は以上です。
それではまた😊
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