Written by ツッキー

ロイヤリティファーマ(RPRX)はどんな企業?【じっちゃま・バフェット銘柄の有望株】

米国株

ロイヤリティファーマについて知りたい人「じっちゃまがおすすめしてるロイヤリティ・ファーマ(RPRX)ってどんな企業なの?ウォーレンバフェットも最近買ったっていうし、気になるなぁ。どんな企業なのかな?」

このような悩みに答えます。

2020年IPOされた企業の中で最も注目の大きかった企業ロイヤリティファーマ(Royalty Pharma)、ティッカーシンボル(RPRX)

じっちゃまが推奨したことで知った方も多いのではないでしょうか?

(ちなみに、じっちゃまがこちらの記事「米国株で今年一番の注目IPO「ロイヤリティ・ファーマ」を解説!」でロイヤリティファーマを初めて紹介しました。)

それ以降、Youtube動画でもよく取り上げてますし、Twitterを見たところ「ロイヤリティファーマをポートフォリオに組み入れたよ」という方も多い印象です。

また、そのロイヤリティファーマ(RPRX)が2021年11月16日にウォーレンバフェット率いるバークシャーのポートフォリオに入ったとニュースが出ました。(»こちら参照記事)

このニュースを受けて、プレマーケットで一時14%の値上がりを見せました(>>引用ツイート

僕もバフェットの銘柄選択術を読んで以来、ロイヤリティファーマ(RPRX)はバフェット銘柄ぽいなぁと、ずっと思ってきたのでやっとスッキリしました。笑

じっちゃまやバフェットも注目していることからも、ロイヤリティファーマ(RPRX)が非常に優良で将来性のある会社だということが分かります。

僕もずっとポートフォリオに入れていますし、テンバガー候補としても記事に取り上げてきました。(以下の記事を参照)

この記事では、じっちゃまとウォーレンバフェットが注目し実際に買っている企業「ロイヤリティファーマ(RPRX)」がどんな企業なのかをご説明していきます。

「まだロイヤリティファーマを知らない」「これから買いたい!」と思う方のご参考となる記事だと思いますので、ぜひご覧ください。

それではよろしくお願いします。

この記事を読んでわかること

  • ①ロイヤリティファーマ(RPRX)のビジネスモデル
  • ②ロイヤリティファーマ(RPRX)の市場ニーズ
  • ③ロイヤリティファーマ(RPRX)の成長性
  • ④ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算結果

記事の内容

ロイヤリティファーマ(RPRX)のビジネスモデル

ロイヤリティファーマ(RPRX)のビジネスモデル

簡単に言うと、ロイヤリティファーマは、製薬企業や大学の研究室の持つ技術の特許や、医薬品の特許を一部もしくは全部取得し、その特許を含む医薬品が完成し上市した後に、売上の一部を貰い続けるビジネスモデルです。

さらに同社は製薬企業やバイオベンチャーに対して、資金の提供者としての一面も持っています。

じっちゃまはロイヤリティファーマのビジネスについて下記のように述べています。

有望な新薬候補のR&D(研究開発)に“相乗り”して投資リスクの一部を負担する代わりに、その新薬が完成し販売されたら売上高の一部をロイヤリティとして受け取る(じっちゃま)

定期的にお金が入ってくる「サブスクリプション」モデル的に安定的に利益を上げていく会社です。

そのため不況が来ても安定的に利益を上げることが期待できるというわけです。

ロイヤリティファーマ(RPRX)の市場ニーズ【どうして必要なの?】

ロイヤリティファーマ(RPRX)の市場ニーズ

ロイヤリティファーマ(RPRX)のようなビジネスが必要な理由は、医薬品開発がハイリスクなビジネスだからです。

医薬品開発はどこまで行ってもリスクの高いビジネス。

(医薬品開発には数千億円ものお金が長期間にわたって必要となり、そこまでお金をかけても失敗するケースも多くあるからです。医薬品が上市にこぎつけるまでに2600~2800憶円、販売後のモニタリングで数百億円、合計約3000億円程度かかると言われております。)

そのため、製薬企業やバイオベンチャーは、「医薬品開発のリスクを低減させたい」という願いを常に抱いています。

多額の費用がかかる医薬品開発のリスクを減らすために、ロイヤリティファーマ(RPRX)には資金の提供者としてのニーズがあるんです。

ロイヤリティファーマ(RPRX)の成長性

今後ロイヤリティファーマはどのくらい成長しそうなのか?【長期保有】

じっちゃまはこの銘柄を「広瀬家のコア銘柄にする」とおっしゃっています。

ロイヤリティファーマ(RPRX)の経営陣は2025年まで、年平均6-9%で成長を見込んでいると報告しています。

S&P500は年平均5%での成長すると考えられているので、市場以上の成長をRPRXはすると見込まれているんです。

これに加えて上場初年度から配当(現在の株価で1~2%)を出すと同社CEOは述べており、キャピタルゲインとインカムゲインの両取りができる銘柄だと考えることができます。

これだけ聞くと「成長する!?買いだ!」と思いますが、なんで買いなのかをロイヤリティファーマの強みから次に考えていきます。

強み①「豊富で分散されたポートフォリオ」

ロイヤリティ・ファーマは45以上の医薬品で分散されたロイヤリティのポートフォリオを有しています。

またそのなかの22の医薬品がブロックバスターと言われる大型の利益の大きい医薬品です。(実際の公式HPが気になる方は英語ですが、一度こちらから公式HPを見てみてください。)

強み②ロイヤリティファーマ(RPRX)の高いマーケットシェア

ロイヤリティ市場のシェアでロイヤリティファーマ(RPRX)のシェアは50%を超えています。

特に5億$を超える案件でのシェアは80%を超えていると報告しています。(Royalty Pharma S-1資料を参考)

2番手のシェアは数%程度なので、他を圧倒しています。これは顧客(製薬会社や研究機関)が資金調達をしようと考えたときに、ほぼ確実にロイヤリティファーマ(RPRX)に話を持っていくことを意味していて、これは競争優位性に繋がります。

また、上記の強み①で述べたように、45以上の薬で分散されたロイヤリティのポートフォリオを持っていることで、金融機関からしても債権の回収可能性が高い取引先として扱われ、低金利で資金の調達が可能となっています。

強み③ロイヤリティファーマ(RPRX)の持つ高い専門性

ロイヤリティファーマ(RPRX)は20年以上医薬品に関わるロイヤリティに投資を続けています。

取引を続けることで、ロイヤリティファーマ(RPRX)の投資判断には成功と失敗が含まれており、さまざまなノウハウを持っています。

これはノウハウを持たない他の会社が簡単にマネできるものではありません。

またロイヤリティファーマ(RPRX)がそもそも強い市場であるため、他の競合が同等程度の経験を積むこと自体がカンタンではないです。

このように過去の実績をもつ投資判断を下せるロイヤリティファーマ(RPRX)が競争優位性を持っています。

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算結果まとめ【定期更新】

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算結果まとめ

ということで、ここまででロイヤリティファーマのビジネスモデル、その3つの強みを合伝えしてきました。

投資する上では、良い決算を連発しているかどうかも確認する必要があります。

いままでのロイヤリティファーマ(RPRX)の決算結果をまとめていきますね。

ロイヤリティ・ファーマ(RPRX)の決算結果の見方

ロイヤリティファーマの決算結果の見方は、通常の企業とは異なります

理由はRPRXが頻繁に新薬の特許を取引しているため、通常の企業と同じように「売上高」や「利益」の尺度が使いにくいからです。

以下にロイヤリティファーマ(RPRX)の決算で見るべきポイントをまとめます。

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算で見るべきポイント

  • 修正キャッシュレシーツ(ACR):普通の企業の「売上高」に相当
  • non GAAP 修正キャッシュフロー(ACF):普通の企業の「利益」に相当

ポイントが確認できたところで、それでは決算結果を見ていきましょう。

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算結果まとめ

ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算月

  • 決算月:2、5、8、11月

2020年8月12日 2Q決算

  • 修正キャッシュレシーツ(ACR):4.62億ドル
  • non GAAP 修正キャッシュフロー(ACF):3.69億ドル

2020年11月10日 3Q決算

  • 修正キャッシュレシーツ(ACR):4.72億ドル(前年同期比+11%)
  • non GAAP 修正キャッシュフロー(ACF):3.94億ドル(前年同期比+26%)

2021年2月17日 4Q決算

  • 修正キャッシュレシーツ(ACR):4.84億ドル(前年同期比+9%)
  • non GAAP 修正キャッシュフロー(ACF):4.23億ドル(前年同期比+22%)

2021年5月11日 1Q決算

  • 修正キャッシュレシーツ(ACR):5.24億ドル(前年同期比+37%)
  • non GAAP 修正キャッシュフロー(ACF):4.09億ドル(前年同期比+37%)

2021年8月12日 2Q決算

  • 修正キャッシュレシーツ(ACR):4.75億ドル〇(前年同期比+3%)
  • non GAAP 修正キャッシュフロー(ACF):4.29億ドル(前年同期比+16%)

以下、新しい2021年のガイダンスです。

(新)20.8~21.2億ドル
(旧)19.4~19.8億ドル

決算後少し下がったので、思わず買い増した。

いまは少し含み損を抱えておりますが、このまま保有し続けますよ。

まとめ

ということで、今回の記事は以上になります。

今回はじっちゃま・バフェット銘柄のロイヤリティファーマ(RPRX)の銘柄分析を行い、以下4点をまとめました。

  • ①ロイヤリティファーマ(RPRX)のビジネスモデル
  • ②ロイヤリティファーマ(RPRX)の市場ニーズ
  • ③ロイヤリティファーマ(RPRX)の成長性
  • ④ロイヤリティファーマ(RPRX)の決算結果

僕も現在保有している銘柄なので、今後の株価の動きに注目していきたいと思います。(»マイポートフォリオはこちら)

またホルダーの方は、今後テンバガーになってくれることも願いつつ、長期で〝ガチホ〟していきましょう。