TSUCKY BLOG Written by ツッキー(Tsucky)

QYLDで配当金生活は可能?いくら投資すればいいの?【超高配当ETFのリスクも解説】

配当金生活

配当金生活に憧れる米国株投資家「超高配当ETF・QYLDで配当金生活をするには、いくら投資すればいいのかな?月25万くらいの配当があれば、生活費が払えるし、サイコーだなぁ。」

このような悩みに答えます。

こんにちは、ツッキーです。

今回の記事では、配当利回り10%を上回る〝超〟高配当ETF【QYLD】、グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETFで配当金生活をすることは可能なのか、いくら投資すれば配当金生活ができそうかを考察していきます。(厳密には配当ではなく分配金らしい。)

ツッキー
ツッキー
配当利回り10%超は魅力的だよね。

近頃、配当投資家の界隈で話題になっていますし、実際に投資している人もチラホラ見かけてましたので、少し気になっていました。

配当金生活をしたいと思うかたは、QYLDのことを知らないと、もしかしたら遠回りしてうかもなので、これを機に確認していきましょう。

それではよろしくお願いします。

はじめに結論

QYLDで配当金生活をすることは可能

約3500~4000万円の投資することで月25万円ほどの配当を得ることができます。

とはいっても、QYLDの抱えるリスクを理解した上でないと難しいなと思いました。本記事でQYLDのリスクもお伝えするので、ぜひご覧ください。

この記事を読んでわかること

  • QYLDで配当金生活は可能なのか
  • QYLDで月25万の配当をもらうのに必要な資産額
  • QYLDはどんな仕組みのETFなのか
  • QYLDの抱えるリスク

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超高配当QYLDで配当金生活を実現するための資産額【破壊力抜群】

超高配当QYLDで配当金生活を実現するための資産額【破壊力抜群】

QYLDの代名詞ともいえる〝超〟高配当。まずその破壊力を確認しましょう。

以下に、投資額と配当金(分配金)の推移をまとめます。(配当利回り11%、税引き後の手取りは72%で計算)

QYLD投資額(万円) 配当金/年(万円) 配当金/月(万円)
100 7.9 0.66
500 39.6 3.3
1000 79.2 6.6
2000 158 13
3000 238 19
5000 396 33
7000 554 46
10000 792 66

上記の表をもとにすると、QYLDを1000万円分保有することで、税引後で79万円の分配金が得られることが分かります。

日本人の平均給与は461万円

ちなみに、国税庁の調査によると、日本人の平均給与(総支給)は461万円です。

QYLDを5000~6000万円分保有することで、日本人の平均的な給与所得者と同等の配当金を毎月得られるということです。

QYLD全力投資を考える投資家が出てくるのも、うなづける破壊力ですね。

本気で配当金生活がしたい、一刻も早くサラリーマンを卒業したいと考える方にとってベストな選択肢だと感じます。

ということで、QYLDの威力を感じたところで、いよいよ超高配当QYLDで配当生活を実現するための〝具体的な〟投資額を計算していきましょう。

生活費「月25万円」を得るのに必要な投資額とは

以下、配当金生活の前提条件です。

配当金生活の前提

  • 生活費月25万円
  • QYLDの配当利回り11.00%
  • 税金:米国20%→日本10%なので、手取りはだいたい72%

参考記事米国株の配当はどうやって決まるの?【優良銘柄コカ・コーラで計算】

上の前提条件をもとに、生活費「月25万円」を得るのに必要な投資額を計算すると、以下のようになります。

月25万×12ケ月÷11%÷72%=3788万円

VOOやVTなどへのインデックス投資で、配当金生活をしようと思うと、2~3億円の資産が必要ですが、それに比べると、QYLDの3788万円はかなり近い目標ですし、僕らみたいな普通のサラリーマンでも到達できる見込みがありますね。
関連記事VOOやVTのインデックス投資で配当金生活はできるの?

ということで、超高配当QYLDで配当金生活をするには、いくら投資すればよいのかが分かりました。

まずは月5万円の配当金を目指そう!

とはいえ、4000万円近い資産を作るには、それなりに時間はかかりますし、遠い道のりです。

ゼロから配当金生活を目指したい方は、まずは月5万円の配当金を目指しましょう。
関連記事【米国株】月5万円の配当金を得るまでのロードマップ

QYLDならザックリ800万円で到達可能です。

計算:月5万×12ケ月÷11%÷72%=758万円

サラリーマンでも投資する習慣をつければ、数年で到達できる額ですし、目先の目標としては良いと思います。月5万円の配当があれば、その配当金で他の銘柄にも投資できますからね。

ツッキー
ツッキー
僕たち夫婦も、まずは月5万円の配当金を目指しています

超・高配当QYLDはどんな仕組みのETFなのか【リスクを理解しよう】

超・高配当QYLDはどんな仕組みのETFなのか【リスクを理解しよう】

ここまでで、QYLDへの投資で配当金生活ができそうなのか、具体的にいくら投資をすれば生活費を払えそうなのかを伝えました。

ところで、いくら高配当であっても、その仕組みやリスクを理解できていないと、〝長期〟で保有し続けることはできませんよね。

そこで次に①超・高配当QYLDはどのような仕組みのETFなのか、②QYLDの抱えるリスクはなにか、についてまとめていきます。

【基本情報】NASDAQ100・カバード・コール ETF【QYLD】とは

  • 名称:NASDAQ100・カバード・コール ETF
  • ティッカーシンボル:QYLD
  • 運用会社:グローバルX社
  • 配当利回り11.38% (2021年10月21日現在)※だいたい10~12%で推移
  • 純資産:49.3億ドル
  • 設定日:2013/12/11
  • 配当月:毎月配当
  • 経費率:0.60%

繰り返しになりますが、QYLDの最大の特徴は、①超高配当(10%越え)、②毎月配当なところです。

ただ、QYLDが利益を上げている仕組み「カバード・コール」について、「初耳なんだけど。。。なんか怖い、リスク高そう。。」と感じる方も実際いると思います。

ツッキー
ツッキー
僕自身もなんかよくわからないETFだな、とずっと思っていました。

なので、まずこの「カバード・コール」について、わかりやすく説明していきます。

「カバード・コール」ってなに?

カバード・コールとは
原資産を保有しながら、コールオプションを売り、その際のオプションプレミアムで利益を積み上げる戦略

ただ、ぶっちゃけコール・オプションとか言われても、馴染みのない人が大多数だと思いますので、もう少し噛み砕いてご説明します。

コールオプションとは、オプション取引のひとつ

カバード・コールとは(しらたまさん作)

オプションとは特定の商品を決められた期日に、あらかじめ決められた価格で買う、もしくは売る権利をいいます。

オプション取引は、この〝権利〟を売買する取引のことです。

買う権利は「コールオプション」、売る権利は「プットオプション」と呼ばれる

オプションの買い手は権利を得る対価として、売り手に対してオプションプレミアム(イメージとしては手数料)を支払います。

カンタンにまとめると、QYLDはNASDAQ100を事前に決められた価格で買う権利(コールオプション)を売って、その手数料として、お金を儲けるという仕組みなわけです。

このカバード・コールは、事前に決められた価格(行使価格)以上の値上がり益を放棄するというデメリットはありますが、その代わりに、オプションプレミアム(手数料)を受け取れるというメリットがあります。

この説明を一度理解できた人はぶっちゃけ天才です。2~3回読んで、少し理解を深められば、オッケー。

ここまで説明して、QYLDは過大なリスクを取っている銘柄でないことが分かると思います。

カバード・コールというオプション取引で利益を上げる銘柄なので、一見「過剰なリスクを取っているのでは?」と思ってしまいますが、少し勘違いだったようですね。

オプション取引→なんかわからない→危ないETF?というのは、完全に誤解

むしろ、ある程度の値上がりを諦めることで、値下がりリスクをオプションプレミアムでカバーしています。

超・高配当QYLDは危ないのか?【3つのリスク】

超・高配当QYLDは危ないのか?【3つのリスク】

そんなQYLDにもリスクがあります。

ツッキー
ツッキー
どんなものにもリスクはありますからね。

QYLDの抱えるリスクは次の3つです。リスクを理解することで、危険を避けることができるので、リスクの理解は必須です。

  • QYLDの抱えるリスク①QYLDの上場廃止リスク
  • QYLDの抱えるリスク②分配金利回り低下リスク
  • QYLDの抱えるリスク③株価下落リスク

ちなみに以下のリスクはQYLDだけでなく、そのほかの高配当ETF(SPYD等)も抱えるリスクです。これを機に確認していきましょう。
関連記事高配当ETF(SPYD)から配当入金

リスク①QYLDの上場廃止リスク

一つ目のリスクはQYLDの上場廃止リスクです。QYLDという銘柄自体がなくなる、というリスクです。

ETFが上場廃止なるのはどんなときかというと、「リターンがあげられなくなることで、人気がなくなり、純資産額が小さくなったとき」です。

確認のために、グローバルX社の情報提供資料を見ると、QYLDのパフォーマンスと純資産推移は次の通りのようです。ご覧ください。

QYLDのパフォーマンスと純資産推移

ぱっと見でもわかるように、純資産額は安定して増加しています。

ツッキー
ツッキー
ここ2年ほどで急激に増えているね。

ということで、純資産額が減ることで、上場廃止になることはなさそうですね。この純資産額が減ってきたら、要注意

補足:QYLDは現在、大人気ETF

QYLDはグローバルX社が運用するETFの中で第2位の運用資産残高を誇る人気のETFです。

なので、グローバルX社の規模を考えると、QYLDは現状で上場廃止になるリスクは限りなく低いと言えると思いますよ。

リスク②分配金の減配リスク

QYLDの二つ目の分配金の減配リスクです。

QYLDは〝超〟が付くほどの高配当銘柄なので、これが下がるということは、QYLDに投資する意味もなくなります。

なにより、分配金が減る→配当金生活ができなくなる、なので、死活問題となります。

QYLDの増配や減配の発表は常に追いかけていく必要がありそうです。

ちなみに、QYLDの配当金が減少する(=オプションプレミアムが減少する)のは、株価の変動が小さくなったときです。

長期でNASDAQ100銘柄の株価変動が小さくなった場合にQYLDの利益が削られます。

ただNASDAQ100に含まれる銘柄は、世界中の投資家が見ている銘柄で、流動性も高いので、価格の変動も大きくなります。

ツッキー
ツッキー
株価の変動が小さくなり、QYLDの配当金が極端に減るという心配はしなくてもいいかもです。

リスク③株価下落リスク

三つ目のリスクは、株価下落リスクです。

配当利回りが高くても、株価が下がり続けて、トータルで見たら、配当でもらってた分以上に損していたら、意味ないですもんね。

ツッキー
ツッキー
いくら配当があっても、これだけは避けたい。

そこでQYLDの設定以来の株価チャートを確認してみましょう。

QYLDの設定以来の株価チャート

長期でみると、少しずつ株価は上値を切り下げているように見えます。

株価チャートが右肩上がりだったら、サイコーでしたが、そんな甘くはないということですね。

ついでに言っておくと、僕はこのリスク③株価下落リスクが最もQYLDへの投資で心配なところです。

なので、大きく下がったところで安値で拾いたいなぁと思っていますが、なかなかそんなタイミングは来ません。笑

ただ、いまのところ分配金込みのトータルリターンで考えるとプラスリターンなので、この点は安心です。

QYLDのバックテスト(2013年~、配当再投資)

QYLDのバックテスト(2013年~、配当再投資)

ただ、もし数年にわたってトータルでマイナスになるようだったら、完全に赤信号なので、売却を考えた方が良いかもですね。

QYLDへの投資でよくある質問Q&A【随時追加】

QYLDへの投資でよくある質問Q&A

ここまでで、QYLDで配当金生活が可能なのか、QYLDのリスクについてお伝えしました。

次にQYLDへの投資でよくある質問について、まとめていきたいと思います。

  • 質問①QYLDはVOOやQQQと比べてリターンはどうなの?
  • 質問②QYLDの過去の配当金の推移は?
  • 質問③QYLDにはどんな銘柄は入っているの?

質問①QYLDはVOOやQQQと比べてリターンはどうなの?(比較シミュレーション:2015~2021年)※配当再投資

最強の指数と言われるNASDAQ100・QQQと、S&P500・VOOの比較シミュレーションの結果は次の通りになります。

QYLD、QQQ、VOOと比較シミュレーション(2015~2021年)
リターン:QQQ > VOO > QYLD

切り取る部分によって若干リターンは変動しますが、ほぼほぼ上記の順番は変わりません。

仕組みのところでもご説明しましたが、QYLDは値上がり益を放棄するというデメリットの代わりに、オプションプレミアム(手数料)を受け取ることで利益を上げています。

あくまでもQYLDは配当を目的とした投資、資産増を目指したいなら、QQQもしくはVOOへの投資と住み分ける必要がありそうですね。

質問②QYLDの過去の配当金の推移は?

カバード・コールという仕組みで、これまで安定して利益を上げ、配当金(正確には分配金)を支払い続けています。

これまでの配当金の推移は以下の通りです。ご覧ください。(2021年1月~10月)

  • 2021年1月:$0.228815
  • 2021年2月:$0.233300
  • 2021年3月:$0.223860
  • 2021年4月:$0.228265
  • 2021年5月:$0.220700
  • 2021年6月:$0.193932
  • 2021年7月:$0.222997
  • 2021年8月:$0.187861
  • 2021年9月:$0.190247
  • 2021年10月:$0.196591

過去を振り返ると、減配や増配を繰り返していますが、全体として、安定しています。
»2020年以前の配当実績を知りたい人はこちらのグローバルX社公式HP-QYLDからどうぞ。

質問③QYLDにはどんな銘柄は入っているの?

QYLDの構成銘柄TOP10企業を下の表にまとめます。

QYLDはQQQとほぼ同じ銘柄を保有しており、NASDAQ100に入っている今をときめく有名企業が名前を連ねています。
»全ての銘柄を確認したい場合は公式ホームページよりどうぞ

構成割合/% ティッカーシンボル 企業名
11.43 AAPL APPLE INC.
10.71 MSFT MICROSOFT CORP
8.02 AMZN AMAZON.COM INC
4.98 TSLA TESLA INC
4.23 GOOG ALPHABET INC-CL C
3.96 GOOGL ALPHABET INC-CL A
3.91 NVDA NVIDIA CORP
3.78 FB FACEBOOK INC-CLASS A
2.15 PYPL PAYPAL HOLDINGS INC
2.11 ADBE ADOBE INC

さいごに:資産増ではなく、あくまでも分配金目的の投資先

今回の記事では、配当利回り10%を上回る〝超〟高配当ETF【QYLD】、グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETFで配当金生活をすることは可能なのか、いくら投資すれば配当金生活ができそうかを考察しました。

以下で内容をおさらいします。

QYLDで配当金生活するには〝いくら〟投資すればいいのか。

月25万×12ケ月÷11%÷72%=3788万円

およそ4000万円QYLDに投資することで、月25万円の生活費を支払えます。

QYLDはどんな仕組みのETFなのか

QYLDはカバードコールで利益を上げていく戦略

カバードコールとは
NASDAQ100を事前に決められた価格で買う権利(コールオプション)を売って、その手数料として、お金を儲ける仕組み

QYLDの抱えるリスク

  • QYLDの抱えるリスク①QYLDの上場廃止リスク
  • QYLDの抱えるリスク②分配金利回り低下リスク
  • QYLDの抱えるリスク③株価下落リスク

QYLDはすでにある程度の資産を持っていて、配当のみを目的とした投資をしたい人にとって最適な投資です。配当金生活の強い味方になると思います。

一方で、資産を増やすフェーズの投資家にはあまり適さない投資対象かと思います。資産を増やしたいと思うのであれば、VOOやVOOへの投資がベストです。(バックテスト参照)←クリックするとジャンプします。

ということで本記事の内容は以上です。

今回の記事が、超高配当ETF・QYLDで配当生活ができるのかを疑問に思っていたあなたの参考になればとっても嬉しいです。

【感謝】図解を手伝ってもらいました。

実はカバードコールの説明で、〝しらたまさん〟の作成した図解を使用させていただきました!しらたまさんが作成してくれた図解はこちらです。(クリックするとジャンプします。)

キレイな図解が作れる人ってホント凄いよなあ。僕は図解等のセンスが皆無なので尊敬です。
»しらたまさんのブログが気になる人はこちらからどうぞ。

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