Written by ツッキー

米国株投資で取引手数料を無料にする2つの方法【裏技あり】

米国株

米国株投資の手数料が気になる人「米国株投資は日本株に比べて、手数料が気になるのなぁ。どうにかして、もっと抑える方法はないかなぁ。あわよくば無料にしたい。」

このような悩みに答えます。

米国株には下記2つの手数料が必ずかかるとされています。

  • 取引手数料
  • 為替手数料

この記事では上記二つのうち、取引手数料に注目して、「米国株を取引手数料無料で買う方法はあるのか?」を考えていきたいと思います。

それではよろしくお願い致します。

ちなみに、為替手数料は

SBI証券、楽天証券、マネックス証券、DMM証券の定番ネット証券では、25銭/ドルの為替手数料がかかります。

100ドルあたり25円の手数料に相当

為替手数料を無料にする方法はありませんが、できる限り低く抑える方法はあります。
下記にその方法を示します。

  1. SBI証券:住信SBIネット銀行で円→ドルの交換を行い、SBI証券に外貨を送金する。(住信SBIネット銀行だと為替手数料は4銭/ドルなので約1/6)
  2. マネックス証券:買付時の為替手数料が無料

この記事を読んでわかること

  • 米国株投資で取引手数料を無料にする方法

記事の内容

買付無料ETFへの投資のみ行う

shutterstock_ETF

証券会社各社には「買付無料ETF」がそれぞれ設定されています。(証券会社によっては、キャッシュバックで実質無料なところも)

「買付無料ETF」のみに投資を行うことで、買い付け手数料を無料にすることが可能です。

僕もいままで知りませんでした、、

メジャーなETF(VT、VTI、VOO)が買付無料になっているので、インデックス投資メインの人はほぼ困りません。。

各証券会社の買付無料ETFは下記から。

下記の記事では、2020年に新たに楽天証券で買付無料になった三つのテーマ型ETFを紹介しています。参考まで。
»参考:【AIQ,FINX,GNOM】楽天証券で新規追加されたテーマ型ETF

買付無料ETFは少ない。

メリット・デメリット

買付無料ETFの数は、証券会社により異なりますが、せいぜい10個程度です。

なので、買付無料ETFへの投資のみだと、「投資先が少なすぎて、米国株投資が面白くない。。」となりかねません。

上記のように思う方は、次に伝える方法を活用するのがおススメ。

取引手数料が無料の証券会社で株・ETFを買って「特定口座移管」

①米国株の取引手数料が無料な証券会社で株式・ETFを買い、②「特定口座移管」を利用して自分のメインバンクに移動させて保管する、のが次に紹介する方法です。

そもそも特定口座移管とは

X社の特定口座から、株式・ETFをY社の特定口座に移すこと。

特定口座移管のポイントは、移管後は、移管先の証券会社Y社のルールで保有できるようになることです。(具体的には配当の受け取りルールなど。)

「特定口座移管」は特定口座間でのみ可能なのは注意が必要

  • 特定口座(X社)⇄特定口座(Y社):OK
  • 特定口座(X社)⇄一般口座(Y社):NG
  • 特定口座(X社)⇄NISA口座(Y社):NG

特定口座移管に最適な証券会社

最適な証券会社

特定口座移管にはDMM証券が最適です。

DMM証券は米国株の買い付け手数料が無料だからです。

仮に1000ドル分の米国株を買った場合、楽天証券では4.95ドル(約500円)の手数料がかかるが、DMM証券ではゼロです。

一方でDMM証券は下記のデメリットがあります、そのために「DMM証券は口座開設しなかった」なんて人も多いのではないでしょうか?

DMM証券のデメリット

  • 配当受取が円のみ
  • 配当受取時の為替手数料が1円/ドルと高コスト
  • 選択できる銘柄数が少ない

ただ「特定口座移管」を活用して、他の証券会社に株式・ETFを移動させるのであれば、配当は移管先のルールで受け取るので、配当受取時のデメリットはなくなります。

また銘柄数が少ないと言っても有名な企業はほとんどあるので、特に気にする必要もありません。

なので、「特定口座移管」にはDMM証券が最適です。

つぎに特定口座移管のステップを紹介します。

特定口座移管の3ステップ←ぶっちゃけカンタン

特定口座移管をしたい投資家「特定口座移管って、やったことないけど、どうやってやるんだろう。」

このような方のために、DMM証券からの「特定口座移管」について、ステップを解説していきます。

「特定口座移管」は下記3ステップでできます。

移管先(SBI、楽天、マネックス等)に関係なく、どこでも同じステップ

特定口座移管の3ステップ

  • 「外国証券移管依頼書(特定口座用)」を印刷・必要事項の記入
  • DMM証券に移管依頼書を送付
  • 口座移管完了(約2週間で完了)

僕はフローもわかりやすくて、カンタンにできました。

正直、書類を印刷→記入が少し手間だと思っていたので、「また今度やろ」と何回も思ったけど、やってみたら、意外とカンタンにできました。次やるときには記事にしますね。

ちなみに「外国証券移管依頼書(特定口座用)」のダウンロードは、DMM株のマイページから行えます。

  • PC利用時マイページ>「総合口座照会」>[各種書面(NISA書面等)]
  • スマホ利用時マイページ>[各種変更書面のダウンロードはこちら]

»DMM証券の口座を持っていない人はこちらから

この「特定口座移管」をうまく利用することで、米国株の売買にかかる手数料をかなり抑えることができます。

取引手数料0.495%→0%

ちなみに特定口座移管は無料

特定口座移管は手数料無料なので、安心してOKです。

特定口座移管は買付価格を引継可能

特定口座移管では円での取得単価を引き継げます。
なので、自分がいくらで買った株なのか、が分からなくなることもありません。

さいごに
取引手数料無料で「手数料負け」リスクも抑えられる

「取引手数料は避けられないなぁ。。。」と思っていた方も、下記二つの方法を駆使することで、グッとコストを抑えることができます。

  • 買付無料ETFへの投資のみ行う
  • 取引手数料が無料の証券会社で株・ETFを買って「特定口座移管」

コストを抑えることで、「手数料負け」リスクも抑えられますね。「手数料を抑えたいなぁ」という方は、本記事を参考にしつつ、「一度試しにやってみる」ことをおススメします。

ということで以上です。

100名が本記事の情報を得ても、今回紹介した「取引手数料を無料にする方法」を2つとも実行する人はかなり少ないと思います。(数人くらいですかね。)ただ、何もしなければ手数料が下がることはないので、少しでも「手数料を下げたいなぁ。。」と思う方は、今回紹介した方法にぜひトライしてみて下さい。

今回の記事があなたの米国株投資の参考になれば幸いです。

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