【手数料負けしない】米国株で手数料を抑える投資方法を徹底解説
米国株投資を始めたい人「米国株の手数料は、日本株に比べて少し高いみたいだぁ。てことは、手数料負けすることもありそう。手数料負けしないようにしたいなぁ。」
このような悩みに答えます。
よく米国株投資は手数料が高いから儲からねえよ、と言われます。特に僕の親世代には、このイメージが非常に強いです。
米国株投資でかかる2つの手数料
- 取引手数料:売買したときにかかる手数料
- 為替手数料:円⇄ドルでかかる手数料
本記事では、米国株投資でかかる上記2つの手数料を、できる限り抑える投資方法について、実際の数値を確認しながら、検証していきたいと思います。
それではよろしくお願いいたします。
この記事を読んでわかること
- 米国株で手数料を抑える投資方法
記事の内容
米国株投資で定番の証券会社3社の取引手数料
米国株を売り・買いするときに発生するのが取引手数料です。
定番の証券会社3社の取引手数料は下記のとおり。
上記、証券会社3社では0.495%(片道)の取引手数料で落ち着いています。買い&売りで往復(0.99%)の手数料がかかる。
以前は下限手数料が5ドルに設定されていて、少額での投資だと割高な手数料がかかっていました。ただ今は少額投資でも安心して投資できるようになりました。
米国株投資で取引手数料を抑えて投資する4つの方法
つぎに米国株投資で、取引手数料を抑え、手数料負けしない方法・投資スタイルを紹介します。
方法①:取引回数を減らす→長期投資スタイル
米国株では、買いと売りで往復(0.99%)の手数料がかかります。
頻繁に取引するスタイル(デイトレード)だと、かなりの手数料がかかってしまうので、手数料負けしてしまう可能性が高くなります。
そのため、一度買ったら、長期で保有する「長期投資」をすることで、手数料負けのリスクを小さくしましょう。
方法②:一度に4445ドル以上まとめて取引する
4445ドル以上でまとめて取引することで、取引手数料を割安にすることができます。
4444ドル以下の取引だと、0.45%の取引手数料が適用されます。一方、4445ドル以上の取引だと、最大手数料が適用されて手数料は22ドルです。
具体例を以下に解説します。
1万ドルの株式を買った場合
「1万ドル×0.495%=49.5ドル」と22ドルを超えるので、手数料は最大手数料の22ドルが適用されます。
そうすると、「22÷1万ドル=0.22%」と手数料0.22%で米国株を買えることになる。
上記のように、一度に4445ドル以上取引をすることで、手数料を割安にすることができます。
方法③:NISAを活用
実はあまり知らない人が多いかもですが、NISA口座で米国株を購入すると、「買い」の取引手数料が無料になります。
NISA口座は年間120万円まで投資できるので、年間120万円以下の投資を行う人は、取引手数料を無料にできます。
下記に各証券口座のNISA口座での手数料をまとめます。
- SBI証券:買付手数料無料
- 楽天証券:海外ETFの買付手数料は全額キャッシュバック
- マネックス証券:買付手数料は全額キャッシュバック
方法④:取引手数料を絶対に掛けたくない場合は【裏ワザ】を使う。
実は取引手数料を無料にする方法もあります。その方法は以下の二つです。
- 買付無料ETFへの投資のみ行う
- 取引手数料が無料の証券会社で株・ETFを買って「特定口座移管」
詳しくは【裏ワザ】米国株投資で取引手数料を無料にする2つの方法で解説しています。気になる方は参考に。
【裏ワザ】米国株投資で取引手数料を無料にする2つの方法
本記事は、米国株投資の取引手数料をもっと下げたい、あわよくば無料にしたい人向けです。長期投資でリターンを上げるために、手数料を下げることも重要です。この記事を読むことで、「取引手数料は避けられないなぁ」と思っていた方も、グッとコストを抑えられる「裏ワザ」を知ることができます。
【盲点】損切でも手数料は発生します。
意外と盲点なのが、手数料は損切をする際にもかかるということです。(もちろん利益確定でもかかります。)
例えば、1000ドルの含み損が発生している銘柄の損切りでは、手数料込だと、1004.95ドルの損切りになるので、注意が必要です。
これを知らないと「え!損失が予想よりも多い、、」ということになりかねません。
米国株投資で為替手数料を抑える方法
米国株投資では、円→ドルにするのが必須ですが、その時にかかる手数料が「為替手数料」です。手数料負けしないためには、取引手数料に加えて、為替手数料も考えて、投資を行うことが大切。
米国株投資で定番の証券会社3社の為替手数料
上記証券会社3社の為替手数料は、25銭/1ドルで落ち着いています。
100ドルで25円の手数料に相当
ドル円が100円とすると、為替手数料は0.25%です。
多くの人が「円」で給料を受け取り、投資を行うので、上記の為替手数料は避けられません。
ただし、少しでも安くすることはできます。
住信SBIネット銀行→SBI証券が最安
住信SBIネット銀行でドルを買って、それをSBI証券送る方法が、為替手数料最安です。
住信SBIネット証券は、為替手数料が4銭/ドルと、他の証券会社に比較して、約1/6とかなり安くすることができます。
下記、公式サイトで詳細を確認してみて下さい。
»SBI証券
»住信SBIネット銀行
マネックス証券も「買い」で為替手数料が無料
マネックス証券は買付時の為替手数料が無料です。
「買ったら持ち続ける」長期投資のスタイルの人は、ほとんど為替手数料がかかりません。
»マネックス証券の口座開設はこちら
まとめ
本記事では、手数料負けしないために、米国株で手数料を抑える投資方法を伝えました。
下記に内容をまとめます。
取引手数料を抑える方法
取引手数料は買い&売りで往復(0.99%)の手数料がかかる
- 取引回数を減らす長期投資スタイルで手数料がかかる回数を少なくする
- 一度に4445ドル以上まとめて取引することで手数料を割安にできる
- NISA口座での取引は「買い」の取引手数料が無料
→1年間の投資額が120万円以下だと手数料が無料にできる。 - 買付無料ETFへの投資のみ行う
- 取引手数料が無料の証券会社で株・ETFを買って「特定口座移管」
»参考:【裏ワザ】米国株投資で取引手数料を無料にする2つの方法
為替手数料を抑える方法
為替手数料は、25銭/1ドル、約0.25%(100円/ドルで計算)
- 住信SBIネット銀行の為替手数料が4銭/ドル→SBI証券への外貨送金が最安。
- マネックス証券も「買い」で為替手数料が無料
上記をうまく使いながら、賢くコストを抑えて、米国株投資を継続していきましょう。
ということで今回は以上です。
今回の記事があなたの米国株投資の参考になれば幸いです。
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