VOOだけに投資するだけで資産形成は十分なの?【元ギャンブラーの友人から再確認したこと】

VOO一本に投資するひと「VOOだけ現在投資をしている。ぶっちゃけ、勉強しなくてもいいからという理由でインデックス投資(VOO)一本に投資をしてしまったけど、老後対策や資産形成はいいのかな。」
このような悩みに答えます。
本記事でわかること
- どうしてVOOだけの投資だと不安になるのか
- VOOのみに投資する元ギャンブラーの友人から再確認したこと
筆者の信頼性
- 高配当投資→S&P500への投資にシフト
- S&P500に長期投資を実践中
- 運用資産400~500万円
本記事では「VOOだけに現在投資しているけど、VOOだけでいいのかな、、正直不安・・」そんなあなたに聞いていただきたい実体験もご紹介します。
それでは最後までご覧ください😊
VOO(バンガード・S&P500 ETF)とは
- バンガード社が提供するS&P500と同じパフォーマンスを目指すETF
- 米国を代表する500社で構成
- 経費率0.04%
記事の内容
- どうしてVOOだけの投資だと不安になるのか【目的のすり替わりに注意】
- VOOだけに投資する元ギャンブラーの友人から再確認したこと【エピソード紹介】
- さいごに、不安になる理由を理解しVOOへの長期投資を実践
どうしてVOOだけの投資だと不安になるのか【目的のすり替わりに注意】

VOOだけへの投資で不安になる理由は至極シンプル、「VOOよりも直近のリターンが高い投資先が他にあるから」です。
実際、Twitterをみると、以下のように投資のリターンを報告する投資家もちらほら。
私の楽天証券の口座
複数の口座を持っているので、ほんの一部ですが、こんな感じです。同じ景色を見たければ、私の真似をしてください。
私のツイートを毎日見ていれば、同じ利益率は目指せるはず。私は投資法も実績も、すべて隠さず公開しています。
皆で一緒に、投資を楽しみましょう😌 pic.twitter.com/04Y5TmB9y9— 関原大輔@サラリーマン投資家&ブログ (@sekihara_d) November 18, 2021
自分よりも高いリターンを上げている方を見ると、「VOOだけの投資よりも、良い投資方法があるのでは?」「VOOだけじゃダメなのかも。。個別株投資をやってみるか」となる気持ちになるというわけです。
不安を解消するには、目的を再認識すること
VOOだけへの投資で不安になる理由が理解できたところで、ぼくがこの不安をなくした思考法についてお伝えします。
それは、あなたが投資する目的を、あなた自身が理解することです。
まず投資の目的を考えます。投資の目的とは以下のようなものです。
- 目的①老後に備える:60歳で3000万円の資産が必要
- 目的②お金持ちになる:資産数億必要
上記は極端な例かもですが、目的①と目的②でぜんぜん目標とする資産額は違いますよね。
例)受験で例えると、偏差値70の大学に行くには勉強時間が5000時間必要、偏差値50な1000時間で大丈夫、みたいなイメージ。
目的が違うと投資法も違う。
なお、当たり前ですが、目的が異なることで、目的①と目的②のひとの投資方法が変わってきます。
- 目的①老後に備える→例)月数万をVOOに積立投資
- 目的②お金持ちになる→例)成長株投資、もしくは数十万をVOOに積立投資
もし、あなたが目的①を持っている普通のひとなのに、目的②を持つ人のリターンを見て「あのひとの投資法のほうがいいのかな。VOOだけじゃだめなのかな・・」と思っていたとしたら、それはナンセンス。
あなたの目的とそれにあった投資方法を選ぶことが最重要なわけです。
なお逆パターンもあります。
「資産を2億を築いて、FIREするぞ!!!!」「金持ちになるぞ!!」と言っているのに、やっているのが積立NISAでの積立投資だけみたいなパターンです。
これはこれでナンセンスです。絶対に達成できません。
「いやいや、そんなひといないでしょ!」と思うかもですが、ツイッターでみると一定数います。プロフィールには「40代でFIRE!」と書いているのに、やっているのは積立NISAだけ、みたいな。
目的とそれにマッチした投資方法を実践しましょう。
あなたの目的から考えて、VOOだけに投資するだけで十分なのであれば、他の人の投資リターンを気にする必要は全くありません。
ノイズだと思えば大丈夫。無視、無視。
「VOOだけのインデックス投資でいいんだ」と再確認できる本2冊
なお、それでも不安だという方は以下の本を読み心を落ち着かせましょう。VOOだけのインデックス投資で大丈夫、そう思わせてくれる本です。
投資の目的をひとつに絞り切れない
ここまでの記事を読んで、もしかすると「目的をひとつに絞り切れない」「老後への備えで正直十分なんだけど、あわよくば金持ちにもなりたい。」というかたもいるかもです。
そんなかたは目的に割合・比率を決めましょう。
例)老後への投資80%、金持ちになれるかもしれない投資20%
そうすると、以下のように投資先も決まります。
投資先 VOO:80%、個別株:20%
なお上記投資法は、サテライト投資と呼ばれるもので、ぼくが尊敬するじっちゃま(広瀬隆雄さん)も推奨してます。
(»関連記事:じっちゃまおすすめの投資本12選!【米国株投資歴30年以上】)
老後に備える投資をしつつ、株価が大きく上がるかもとあなたが判断した個別株に投資するというわけです。
どうでもいいですが、ぼくは現在この投資法にシフト中です。(»参考:米国株投資のポートフォリオを公開【2021年】)
VOOだけに投資する元ギャンブラーの友人から再確認したこと【エピソード紹介】

続いては、おまけですが、先日大学時代からの友人との会話から、ハッとさせられることがあったので、ご紹介します。
というのも、先日、大学1年生からの友人のS(以後、Sくん
)が僕が住んでいる地方都市にバイクでツーリングする途中に寄ってくれて、一緒にご飯を食べ行きました。
その際のエピソード紹介になります。
学生時代の友人に会う、学生時代の記憶が思い出されるよね。
なお友人Sはこんなやつ
- 大学時代は学業に真剣に取り組む
- 半面ギャンブラー気質(仮想通貨、FXに学生時代からハマる)
- ツーリング、ひとりキャンプ好き
友人はギャンブラー投資家だったが今はVOOだけに投資する一途な投資家に
駅近の手羽先が食べれるお店で、たわいもない話をしているなか、一転「投資」の話題に・・。
S「そういえば、ツッキーて投資やってるんだっけ?」
ぼく「そうだね。少しやってるよ。」
S「俺は大学3年くらいのときから、仮想通貨とかFXやってるんだけど・・・」
お、まだやってるのか。いまどんな感じなんだろうと思いきや・・
S「もう仮想通貨とかFXとか卒業して、米国株のインデックス投資ってやつをやっててさ、VOOだけに毎月積立投資してるんだよね。たまに忘れちゃうけど。笑」
ぶっちゃけ少し意外でしたが、VOOへの投資はウォーレンバフェットも推奨してるし、さすがだな。
S「だけど・・VOOに毎月積立投資していると、投資の勉強なんてしないし、株価もほとんど見ないようになっちゃって・・、それでもリターンを割とあるんだよね。仮想通貨とかFXやってたのがバカみたい」とぼそり。
この時は「さすが少しは米国株の勉強をした方がいいし、株価も見ようか」となりましたが、同時にハッとさせられました。
ぼくは株価・業績を見て、個別株への投資もしています。
が、彼(S)みたいに米国の代表指数S&P500に思考停止で投資して、変にジタバタしないほうが、実は資産は着実に増えるんだろうな、とも思い、再確認する機会になりました。
自分自身の投資法を不安に思い、無駄に資産を動かすと、手数料・メンタル的に良くないですからね。
さいごに、不安になる理由を理解しVOOへの長期投資を実践
ということで、今回の記事の内容は以上です。本記事では伝えたことは次の二つです。
どうしてVOO一本投資は不安になるのか
VOOよりも直近のリターンが高い投資先が他にあるから
なお、この不安はあなたの投資の目的を明確にすることで、なくすことができます。
VOOのみに投資する元ギャンブラーの友人から再確認したこと
VOOのみの投資で着実に資産は増える(ジタバタしない投資ベターな投資。)
これからもアップダウンを繰り返すかもですが、ジタバタせずにVOOへの長期投資をSのように、コツコツ続けるべきだと思いますね。
これでぶっちゃけ老後の備えも十分ですし。
今回の記事がVOO一本に投資しているけど、他の人のリターンを見て、不安に思っているあなたのご参考になれば嬉しいです。
素敵な米国株ライフを送っていきましょう。
それではまた。