Written by ツッキー

米国株の配当はどうやって決まるの?【優良銘柄コカ・コーラで計算】

米国株

米国株投資をこれから始めたい人「配当ってどんな感じで決まるんだろう。」

このような悩みに答えます。

この記事を読んでわかること

  • 米国株投資でもらえる配当がどう決まるか。
  • 配当はどこで確認できるか
  • 配当にかかる税金

「米国株投資を始めるか」「米国株のどの銘柄に投資するか」を検討するときに、「配当」を重視する方も非常に多いです。

「米国株を持っているだけで、配当金がドンドン入ってくる生活かぁ。憧れる。」→「米国株投資始めよっ」

こんなイメージ。

事実ぼくも同じように思い、米国株投資を始めました。笑

この記事では米国株への投資で、もらえる配当はどう決まるのか、配当に関するルールをコカ・コーラ(KO)を具体例にして、まとめます。

この記事を読むことで、配当に関する悩みはなくなります。

それでは、よろしくお願いいたします。

記事の内容

米国株でもらえる配当はどう決まるか

米国株でもらえる配当はどう決まるか

株式の配当は「1株あたり○○ドル」と決まります。

これは米国株に限らず、日本株でも同じです。

配当額の確認方法

配当額の確認は、正直いろいろな方法ありますが、証券会社で調べられます。

下記のように証券会社のページで企業(例:コカ・コーラ)を調べると、1株あたりの配当金額(1.68ドル)を確認できます。(画像は楽天証券で確認したもの)

配当額の確認-KO

関連記事米国株投資でおすすめの証券会社3社【徹底比較】

100株買ったら、どうなるか。(コカ・コーラ)

シンプルに「×100」した金額が貰えます。

例:コカ・コーラ1株あたり1.68ドルなので、100株だと168ドル

米国株の配当は3カ月おきに年4回

また米国株の配当は、「3か月おきに年4回貰える」のも特徴です。
3カ月おきにもらえる配当は、1年間にもらえる配当のザックリ4分の1です。

コカ・コーラの場合、配当月は少し変則的で「4,7,10,12月」

コカ・コーラだと1年間に1.68ドルなので、3か月おきに0.42ドル(1.68÷4)もらえるイメージです。

保有しているだけで毎年配当はもらえる。

配当は株式を持っているだけで、もらうことができます。

あなたは買って保有し続ければいいだけです。

ちなみに、少し詳しい話をすると、各銘柄に設定されている「権利確定日」に株式を持っていれば配当を貰うことができます。正直、長期で保有している場合は関係ないですが。

詳しく知りたい人は楽天証券の公式HPに良い説明があったので、参考にしてみて下さい。
»参考:楽天証券-配当・株主優待をもらうには

配当は自動入金なので手間なし

配当の受け取りをまとめると次の通りです。

  • 自動で証券口座に入金
  • 配当の受け取り通貨は基本「ドル」
  • 円で入金される証券会社の場合は、再投資するときに余計に手数料がかかるので注意
主要な証券会社だとDMM証券が円で配当が入金される。

配当の入金のタイミングは証券会社ごとに少しずつ異なる

実は配当の入金のタイミングは、証券会社(楽天、SBI、マネックス)ごとに少し異なります。

なのでSNS等を見て、「自分は配当がもらえていない、、なにかあったのかな」と不安に思う必要はないです。

待っていれば、いずれ入金されます。安心してOKですよ。

配当利回りとは?

配当利回りは下記の式で計算されます。

年間配当金額÷株価×100

いまの株価の何%を配当としてもらえるか、を教えてくれます。一般に4~5%以上だと高配当と言われます。

コカ・コーラの場合だとつぎのようになります。(2021年8月14日現在)

1.68(配当)÷57.23(株価)×100=2.94%

配当利回りは毎日変動する。

配当利回りは、株価の変動で変わります。

  • 株価上がる→配当利回りは下がる
  • 株価下がる→配当利回りは上がる

配当金は課税される←税金が引かれて入金

配当金は課税される-税金が引かれて入金

実際にもらえる配当は課税されるので、特定口座(源泉徴収あり)だと、税金がすでにひかれたものが、あなたの証券口座に入金されます。

サラリーマンの給料の、額面と手取りみたいなイメージです。

米国株への課税は次の通りです。

  • 現地(米国)課税:10%
  • 日本での配当に対する課税:20.315%
実際に入金される配当の割合
(100-10%)×(100-20.315%)≒71.7%

つまり、米国株を特定口座で持っている場合、手取りは額面の71.7%、税金で28.3%持っていかれる、ということです。

ちなみにNISA口座で米国株を買った場合は、日本での税金が発生しないので、90%が手取りになります。

上記はすべて自動で計算され、自分で計算することはないので、配当の税金を特に心配しすぎる必要はないです。ひとまずは“税金が引かれて入金されるんだ”これだけ理解してればOKです。

配当は減ることも、増えることもある話。

配当は、減ることや増えることがあります。

配当が減ることを「減配」
増えることを「増配」といいます。

主に業績が上がって、株主への還元を増やすときに増配します。逆に、企業の業績が悪くなって、配当が払えなくなると減配します。

コロナショックのときだと、石油系の銘柄(ロイヤルダッチシェル)の減配が印象深かった。

また配当を毎年増やし続ける企業のことを「連続増配企業」と言いますが、そのなかでも長期間配当を増やし続ける企業は「配当王」「配当貴族」と呼ばれます。

配当王、配当貴族銘柄が気になる人は下記の記事でランキング形式で紹介しているので、参考に。
関連記事【米国株】配当王・配当貴族銘柄一覧!連続増配年数ランキング

なお米国株の配当銘柄の情報収集には「無料メルマガ」の活用がおすすめ

ちなみに、配当銘柄の情報収集には「無料メルマガ」の活用がおすすめです。

こちらの記事「無料のみ:株式投資でおすすめのメルマガ5選【有料は不要です】」で有益な無料メルマガをお伝えしてます。ご一緒にどうぞ。

実は無配株もときどき配当を出す【特別配当】

あとあまり知られていない事実ですが、無配株でも配当を支払う時があります。
それが「特別配当」です。

特別に支払う配当なので、「特別配当」という名称になっています。僕は「ロケット・カンパニーズ(RKT)」で特別配当を経験しました。

配当は再投資することで資産を増やす

Dividend-life

長期で配当を再投資することで、複利の力を最大化できます。

そのため資産を増やすためにも、受け取った配当をすべて再投資していきましょう。

配当が入るたびに当たり前のように、再投資しています。

僕の直近の目標は『月5万円』の配当をゲットすることです。月5万の不労所得は一種の夢かと。
関連記事月5万円の配当金を得るまでのロードマップ【投資家の夢】

まとめ

今回の記事では、米国株の「配当」について、これから投資をはじめようと思っている人が気になる点をまとめました。

  • 配当は「1株あたり○○ドル」、年4回に分けてもらえる。
  • 保有していれば、ずっともらえる。
  • 配当利回り=年間配当金額÷株価×100
  • 配当への課税は28.3%、手取りは額面の71.7%
  • NISA口座なら手取り90%
  • 配当は減ることも、増えることもある
  • 無配株もときどき、配当を出す(特別配当)

今回の記事が参考になれば嬉しいです。

それではまた。

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