Written by ツッキー

【卒業】バフェット太郎推奨の米国株高配当投資を辞めた3つの理由【知らないと危険】

米国株

投資方法に悩む投資家「バフェット太郎さんの推奨する米国株高配当投資が良いなと思っています。この投資方法の落とし穴はないでしょうか?」

このような悩みに答えます。

この記事を読んでわかること

  • どうして米国株高配当投資を辞めたのか【3つの理由】
  • そもそもどうしてバフェット太郎の推奨する米国株高配当投資を選んだのか
  • 今後の投資スタイルとポートフォリオ

こんにちは、ツッキーです。

ご報告になりますが、僕は米国株高配当投資をやめます。

僕はもともとバフェット太郎氏の書籍「バカでも稼げる米国株高配当投資」を読み米国株投資をスタート、そして米国株高配当投資をしてきました。(»参考:プロフィール)

バフェット太郎の推奨する米国株高配当投資とは

米国株の優良大型企業に投資し、配当を再投資し続ける投資方法

今回の記事では、そんな僕がどうしてバフェット太郎氏直伝の米国株高配当投資をやめて、投資スタイルと変化させようと思ったのかをお伝えしようと思います。

ご報告もかねて、どうしてやめたのか『生』の声をお伝えられると思います。

「どの投資方法を選ぼうかなぁ」と悩んでいるかたの参考になると思います。

それではよろしくお願い致します。

記事の内容

どうして米国株高配当投資を辞めたのか【3つの理由】

では早速本題ですが、僕が米国株高配当投資を辞めた理由は次の三つです。

  • 理由①高配当投資は投資効率が悪い
  • 理由②高配当投資は低成長株への投資になる
  • 理由③配当金が欲しい=高配当投資の必要はない

先日したツイート

あなたが20代で「資産を増やしたい」なら配当をもらわないこと。(実は米国株高配当投資を辞めました。理由は次の三つ)
・投資効率悪い(20~30%の税金)
・高配当投資は低成長株投資
・配当金が欲しい=高配当投資の必要はない
自戒でもありますが、配当を貰いすぎは資産は増えにくくするかもです。

上記をもう少し詳しくお伝えしていきますね。

理由①高配当投資は投資効率が悪い

僕はもともと「配当金で生活がしたい!」「配当金でお金を増やしたい」このように思ってバフェット太郎氏推奨の米国株高配当投資に魅力を感じました。

しかし投資を学ぶほど、もっと長期的に〝資産を最大限に増やしたい!〟と思うように変化しました。

そこで配当再投資を行う投資を長期で続けることを、改めて冷静に考えたわけです。

すると、配当入金時の税金による資産へのダメージが大きく、米国株高配当投資はデメリットの多い投資だと気づきました。

以下に配当の再投資を行う米国株高配当投資のデメリットを箇条書きでまとめますね。

  • 配当は入金時に28%の税金が取られる(米国10%→日本20%)
  • 再投資するときにも手数料がかかる。

関連記事米国株の配当はどうやって決まるの?【優良銘柄コカ・コーラで計算】

上記の事実から、確かに配当を貰うことは嬉しいですが、もしかしたら「資産増加の足かせになる可能性がなるかもなぁ」と考えるようになりました。

もう少し端的にまとめると、「配当再投資はシンプルに効率悪い。複利の力を活かして資産効率上げたい!」こう思うようになったわけです。

僕たち20代の資産を増やす行動を始めている若いうちから、資産効率を落としてまで配当を貰う必要はぶっちゃけないです。

あなたはどうでしょうか?今、配当いりますか?

答えが「NO!」なのであれば、僕と同様に高配当投資に固執する必要はないですね。

外国税額控除はコスパ悪め

ちなみに補足ですが、確定申告で外国税額控除を使えば、米国で課税される10%は取り戻すことができますよ。

とはいっても、手間もかかりますし、めんどくさいので、簡単に考えない方が良いかもです。

大河内先生の#お金のお守り本で確定申告の勉強をして、やり方はだいたいわかっていましたが、それでも面倒くさいと感じちゃってました。

「また明日やろ・・」を一か月以上繰り返して、ギリギリになってやっと重い腰を上げた感じ・・笑

また、頑張ってやっても数千円しか返ってこなかったときは、少し萎えましたよね。。

理由②高配当投資=低成長株への投資

「高配当投資は低成長株への投資になる」これが僕が高配当投資をやめた二つ目の理由です。

すべての銘柄ではないですが、高配当銘柄に投資しようとすると、今後の成長が期待できない企業に投資することになります。

これはどうしてかというと、配当は企業の資産を削って支払われるからです。

配当金を企業が支払うメカニズムを把握していれば、だいたい理解できますが、企業は配当金を支払う際、企業の持つ純資産(BSの右下)を削ることで、配当金を捻出します。

ということは、配当金を支払い続けることは、純資産を削っていることになり、企業の投資チャンスや成長の可能性を奪っていることになります。

高配当でも株価が下がれば、トータルでマイナスになる

さらに低成長株への投資の特徴は、「株価の値下がりの可能性が高い」ということです。

そもそも配当金をたくさん払う企業は、成長することを諦めた企業がぶっちゃけ多いです。

そんな会社は配当金で株価を支えるしかないのが現実なんです・・。なかには、ビジネスモデルから投資の必要性がないために高配当の銘柄もありますが。(タバコ、エネルギー等)

成長性が低く、株価が上がりにくい企業は、ひとたび減配や業績の悪化があると、株価が大きく下がる可能性が高い。

そうなると、たとえ高配当であってもトータルでマイナスに・・なんてこともありえます。

このように「低成長&株価下落リスクも大きめ」の企業に積極的に投資する必要なないと思いますね。

理由③配当金が欲しい=今すぐ高配当投資の必要はない

最後の理由になりますが、必ずしも配当金が欲しい若者が高配当投資をする必要はないことを知ったからです。

若いうちは配当を貰わず、資産を最大限増やす投資をして、配当が欲しくなったタイミングで、増えた資産の一部を利確して、高配当銘柄を購入することができるということを知りました。

高配当投資を始めたばかりのころは、「利確して税金で20%持っていかれるくらいだったら最初から高配当銘柄に投資してやるー!」なんて思っていました。

ただ税金や手数料の威力を知ってからは「どうにかして税金や手数料のダメージを抑えられないか」を考えて投資するようになったんですよね。

「どうしても将来的に配当金が欲しい。。」「配当金生活がしたい。。」こう思う方は、資産を増やしてから、増えた資産の一部を利確して、高配当銘柄の株を買えば全く問題ないです。

以下の記事「VOOやVTのインデックス投資で配当金生活はできるの?【結論、遠い道のり】」はインデックス投資で配当金生活を目指すあなたの参考記事です。資産を増やしてからの利確→高配当銘柄を購入までを考慮して、シミュレーションしてます。ご参考に。

そもそもなぜ米国株高配当投資を選んだのか

ではなぜそもそもバフェット太郎氏推奨の米国株高配当投資をしようと思ったのか、次にその理由を振り返っていこうと思います。

僕がそもそもバフェット太郎氏推奨の米国株高配当投資を選んだ理由は次の3つです。

  • 理由①配当金・不労所得に憧れがあった
  • 理由②再現性が高そうだと思った
  • 理由③配当再投資を続けるインカム投資が投資本来の姿

 

僕はもともと高配当投資をメインにしてました。
僕が高配当投資を選んだ理由は次の通り。
・配当金・不労所得に憧れがあった
・インカム投資が投資本来の姿
・再現性が高そうだと思った
ただ今では税金等も考慮しつつ、インデックスメイン(40~50%)+個別株で、高配当銘柄&ETFは少数にするつもり。

理由①配当金・不労所得に憧れがあった

僕は大学院卒業後、社会人になる前の2~3月に将来に対して漠然と不安を抱いていました。

毎日身を粉にして父親の働く姿を見て、「僕はそうはならないぞ!」と心に誓ってました。しかし、ふたを開けてみたら、自分も同じように働いている未来しか見えなかったんですよね。。

実際、会社に入ってすぐに社会人の姿に落胆し、将来を変えたい!そう思い始めました。

そこで、もし働かなくても収入が入る状態であれば、人生が変わると思ったわけです。

配当金、不労所得に強い憧れを持ち始めた時期です。

そんなときに出会ったのが、バフェット太郎氏の「バカでも稼げる米国株高配当投資」でした。

「お金がお金を生む〝マネーマシン〟をつくろう!」この言葉を聞いて、僕はすぐに行動し始めました。

「配当を再投資し続ける投資で、資産を最大化できるかも・・・。やるしかない!!!!」こんな感じでした。

理由②再現性が高そうだと思った

また再現性が高そうだと感じたこともバフェット太郎氏推奨の米国株高配当投資をしようと思ったきっかけです。

実際、米国の優良銘柄に投資して配当を再投資し続けるだけで資産を増やせるわけですからね。

「サイコーの投資方法じゃん!!」こののように思ったのが、米国株高配当投資を始めたきっかけですね。

今ではすでに述べたように高配当投資は卒業しますが。

理由③配当再投資を続けるインカム投資が投資本来の姿

さいごの理由になりますが、僕がいままでやってきた投資を認めるため「配当再投資を続けるインカム投資が投資本来の姿」ということを強く主張したいです。

配当金を貰いつつ、企業の株式を保有することで企業のことを応援するのは投資本来の姿。

企業から見ても、応援してくれる株主に対して、利益の一部を配当金という形で還元する、こちらも投資本来ですよね。

このように、株式を持つことで企業を応援し、企業は応援してくれる株主に利益の一部を還元する・・美しい姿だなと思ったわけでして。。(これは、いまでも思ってます。)

ちなみに、過去の僕は短期のトレードを悪だと思ってた。。笑

ちなみに高配当投資は儲かったの?【おまけ】

ちなみに高配当投資は儲かったの?【おまけ】

ここまでで僕がバフェット太郎氏の推奨の米国株高配当投資をやめた理由、そして、そもそもなんで選んだのかをお伝えしました。

ちなみに補足なんですが、「米国株高配当投資は儲からないんでしょ?」という疑問を持つかもしれないので、実際どうだったのかをお伝えします。

結論だけ言うと、儲かりました。

マジでバフェット太郎さんありがとう。

最近の相場では、配当+株価も上がるので、資産が増えます。

コロナショック後の上がりで、約30%ほど資産が増えました。社会人一年目で多額の現金がなかったので、数百万単位で大きく資産を増やせなかかったですが、確実に資産を増やせる方法であることは間違いないです。

こんなことを言うと「資産を増やせているのにどうして、やめるの?」と疑問に思う方もいると思います。

それは僕はすでに述べたように、『最大限』資産を増やすことにチャレンジしていきたいと思っているからです。

税金を避け、資産を最大化するために「高配当投資を卒業しよう!」と考えたわけです。

さいごに:今後の投資スタイルとポートフォリオ

ということで、今回の記事の内容は以上になります。今回の記事では、どうして米国株高配当投資を辞めたのか、そもそもどうして米国株高配当投資を選んだのかをお伝えしました。

以下に内容をおさらいします。

米国株高配当投資を辞めた3つの理由

  • 理由①高配当投資は投資効率が悪い
  • 理由②高配当投資は低成長株への投資になる
  • 理由③配当金が欲しい=高配当投資の必要はない

そもそもどうして米国株高配当投資を選んだのか

  • 理由①配当金・不労所得に憧れがあった
  • 理由②再現性が高そうだと思った
  • 理由③配当再投資を続けるインカム投資が投資本来の姿

今後の投資スタイルとポートフォリオづくり

今後はインデックス投資40~50%とポートフォリオの核にして、成長株&優良株を10銘柄ほど保有していく投資スタイルにしていくつもりです。

高配当銘柄もゼロにはしません。

今回の記事があなたの投資方法を選ぶ際の参考になれば嬉しいです。

素敵な米国株ライフを過ごしていきましょう。それではまた。