【2022年】アッヴィ(ABBV)の銘柄分析【株価と配当金の推移】

アッヴィについて知りたい人「アッヴィ(ABBV)はどんな企業なの?投資・就職しても大丈夫かなあ」
このようなあなたの悩みに答えます。
アッヴィ(ABBV)は2013年にアボットラボラトリーズ(ABT)から分社して誕生した企業で、超大型医薬品の抗リウマチ薬「ヒュミラ」を製造・販売していることで知られています。
また2020~2021年にかけては以下ニュースで注目をされました。
- アラガン(英)の買収
- 投資の神様「ウォーレンバフェット」が購入・買い増し
今回の記事ではアッヴィ(ABBV)の銘柄分析では、業績や配当推移などについてまとめ、その内容をシェアしたいと思います。
「アッヴィ(ABBV)に投資・就職したいな~」と考えている人に参考となる記事ですので、最後まで読んで、良かったらコメントをしていただけるとうれしいです。
それではよろしくお願いします。
この記事を読むことでわかること
- アッヴィ(ABBV)について
記事の内容
アッヴィ(ABBV)の基本情報【2021年最新】
会社名 | アッヴィ(Abbvie) |
ティッカーシンボル | ABBV |
本社 | 米国 |
セクター | ヘルスケア |
医療用医薬品世界売上ランキング(2020年) | 8位 |
直近の四半期決算(2020.12) | EPS: $2.92 (予想$2.85) 売上: $13.86B (予想$13.7B) |
アッヴィは2020年米国4位、世界8位の製薬メーカーです。
アッヴィは医療用医薬品の開発に注力してきて、2020年にアラガン(英)を買収したことで以下のように事業領域が拡大しました。
- 免疫疾患
- 血液腫瘍疾患
- 神経疾患
- 美容医療 NEW!!
- 眼科医療 NEW!!
- Women’s health NEW!!
後述しますが、アラガン買収によって2021年度は約55億ドルの売上、世界売上ランキングが4位になることが予想されています。
アッヴィ(ABBV)の株価

アッヴィ(ABBV)の配当の推移

1株配当/$ | 4.72 |
配当月 | 2, 5, 8, 11月 |
配当利回り | 4.90% ※2021年4月12日現在 |
配当金は2013年以降増配を続けています。
ただEPSから見るとギリギリな年や利益以上の配当を出している年もあります。
アッヴィ(ABBV)の銘柄分析
売上・営業利益、当期純利益の推移

売上 | 45800百万ドル |
営業利益 | 11400百万ドル |
当期純利益 | 3400百万ドル |
一株当たりの利益EPS | $2.72 |
アッヴィ(ABBV)がアボットラボラトリーズ(ABT)から分社した2013年以降、売上・営業利益ともに堅調に増加しています。
※当期純利益に関しては買収等で一時的に減少してます。
また来期以降のガイダンス(見通し)も非常に良く、2021年度の売上は$55.7億ドルと予想されております。
(2020 Annual reportより)
アッヴィの売上の40%を占めるヒュムラは2023年までは米国における特許があるので、そこまでは堅調に売上が伸び続けることが予想できます。
また2023年には売上が下がりますが、ポートフォリオが充実してきているので、2024年には回復し、その後の10年間は力強い成長が戻ると予想されています。
1株分析【SPS・CFPS・EPS・DPS(直近3年)】

SPS>CFPS>EPS>DPSのため、一株当たりの分析でも業績が良く、健全なことが分かります。
(※2020年はアラガン買収によりEPSが低下しておりますが、一時的なものなので問題なし)
またCF Marginも高い(約40%)ので、とても儲かっていて、キャッシュリッチな企業であることが分かります。
地域別の売上

米国での売上が最も大きく、76%($35億ドル)となっています。
開発品のパイプライン

2020年の年次報告(Annual report)から、パイプラインに関する部分の抜粋を以下に示します。

要約したものを以下に示します。
アッヴィ(ABBV)のパイプラインの要約(2020 Annual report)
- 中~後期の50以上のプログラムが進行中
- 重要なPhase3のプログラムパイプラインが大幅に進歩
潰瘍性大腸炎薬のスカイリジ(Skyrizi)
骨髄異形成症候群(MDS)薬のベネトクラクス(Venclexta)
骨髄線維症ナビトクラックス(Navitoclax)など - 他領域のPhase3試験からもポジティブな結果が得られている
片頭痛予防薬アトゲパント
老眼治療薬AGN-190584など
新薬候補薬も着実に準備ができていて、アラガン買収によるパイプラインの拡充も進められていることがわかります。
特に後期段階(Phase2~3)にあるプロジェクトも多いので、今後も成長が期待できると思います。
自社株買い

発行済株式数
1604百万株(2013)→1673百万株(2020)
ほとんど株式数に変化はなく、自社株買いには積極的ではないようです。
また2020年にはアラガン買収に必要な資金の確保のために、株式数が増えています。
自社株買いについて「?」のある人は以下の記事【米国株】企業が自社株買いをする理由【企業・株主のメリットはなに?】を参考に。
企業が自社株買いをする理由【企業・株主のメリットは?】
この記事は、自社株買いを知りたい人向け。「自社株買いがよくわからない」という方のために、「自社株買いとは」「企業・株主視点で見た自社株買いのメリット」についてわかりやすく説明を行います。実はこの自社株買いは企業だけでなく、株主(あなた)の利益にもなるって知ってましたか?
まとめ
今回の記事ではアッヴィ(ABBV)の株価・配当の推移、銘柄分析を行いました。
以下に内容をまとめます。
- 業績が成長、株価も上昇している。
- 財務が健全、キャッシュリッチな会社(一株当たりの分析から)
- 連続増配企業、配当利回りも高い(4.90%)
- 米国での売上が大きい(76%)
- パイプラインも充実(アラガン買収の効果あり)
- 自社株買いはほぼ行っていない
高配当株投資、バリュー株投資をしている人にとっては良い銘柄だと思います。
またアッヴィへの就職を考えている人もパイプラインが充実しているので、安心していいと思います。
今回の記事が「アッヴィはどんな企業なの?就職・投資して大丈夫なの?」と考えている人の参考になれば幸いです。
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